急ぎで借りたい

経営者にとって資金繰りというのは、いつでも大きな問題になるはずです。資金繰りが上手くいかないと、いくら事業が好調でも会社の経営危機に瀕してしまいます。

 

また会社経営をしていると、急に想定外の出費を強いられることも時としてあります。

 

銀行などから融資を受けると言っても、審査にそれなりの時間がかかってしまうので切羽詰まった状況だとお金が期日までに入ってこなくなることも十分考えられます。

 

そのような急な出費でも対応できるように、一部金融機関では事業者ローンと呼ばれる商品を販売しています。銀行融資と比較するとスピーディに審査を進めてくれます。

 

ところで消費者金融のカードローンなどでは、即日審査・即日融資が当たり前になりつつあります。事業者ローンでもこのような即日融資に対応しているところがあるのか?検証してみました。

 

ノンバンク系なら期待が持てる

現在の事業者ローンを販売している系統別に分けてみると、銀行系とノンバンク系とに分類ができます。

 

銀行系事業者ローン

銀行系はノンバンク系と比較すると融資可能額が大きめに設定されていて、金利も低く設定されている商品の多いのが特徴といえます。

 

事業者ローンは保証人も担保もなく融資可能な商品が多いので、銀行融資と比較すると融資可能な金額は少なめに設定されています。

 

しかしそのような中でも銀行によっては、事業者ローンとして最大1億円までの融資に対応しているようなところもあります。

 

また金利に関しても、2%前半といった低い利率で融資を行っている金融機関も結構多いです。しかし返済条件については有利でも、その分銀行は貸し出しを慎重に行う傾向が見られます。

 

例えば審査についても時間をかける傾向があって、銀行融資と比較するとスピーディなものの即日融資に対応しているところはまずないと言って良いでしょう。

 

申し込みにあたって提出する書類も納税証明書や法人の場合には商業登記簿謄本、直近2〜3年分の決算書などいろいろな書類の提出を求める傾向があります。

 

これらの書類の準備に手間取る経営者も多いでしょうから、やはりその意味でも即日融資の可能性は低いと言わざるを得ません。

 

ノンバンク系事業者ローン

一方ノンバンク系の事業者ローンですが、融資可能額は銀行と比較すると少なめです。ノンバンク系によって様々ですが、たいていのところが300〜500万円といった額を上限としています。

 

また金利についても銀行系と比較すると高めに設定される傾向が見られます。どの程度の限度額かによっても変わってきますが、少額融資の場合には年率で10%を超えるケースもままあります。

 

返済期間を長期化すると利息の支払いもそれなりに大きくなってしまいます。しかしノンバンク系の場合、提出すべき書類の数も銀行と比較するとかなり少なくなります。

 

手軽に申し込みができ、審査にかかる時間も短めです。このため、ノンバンク系の事業者ローンの中には、即日融資に対応しているところも結構あります。

 

もし急な出費で今すぐお金が必要だと感じているのであれば、ノンバンク系の事業者ローンの中から借入先を決めるのがおすすめでしょう。

 

 

即日融資の事業者ローン利用の注意点

ノンバンク系の事業者ローンを中心として、ホームページやパンフレットを見ると「即日融資」というコピーが大きく掲載されていることも珍しくありません。

 

このような文字を見ると、すぐにお金を貸してくれるようなイメージを持つかもしれません。しかし即日融資と書かれている事業者ローンでも、申し込んだその日のうちに融資を行ってくれない可能性も十分考えられます。

 

即日融資をうたっている事業者ローンをよく見てみましょう。「最短」即日融資と書かれていませんか?実は即日融資というのは、申込が早い段階で行われ、審査の手続きをスムーズに進められた場合に限られます。

 

ですから申込のタイミングが遅かったとか、審査の段階でどこか手間取るようなことが起きれば、即日融資には対応できない可能性もあります。

 

即日融資と謳っているノンバンク系の事業者ローンでも、3営業日くらいはかかる可能性は大いにあります。

 

また一部事業者ローンでは、実際に即日融資を実行しているところもあります。

 

ただしこの場合、申し込み手続きをかなり早めに終わらせないといけないと思った方が良いです。

 

即日融資に対応できる事業者ローンがどのように融資を実行するかですが、大半は皆さんの銀行口座に振り込むというスタイルをとっています。

 

ということは、銀行の営業時間内に振り込みが実行されないと翌営業日になるまで現金を下ろせないことになります。銀行は午後3時になったらその日の営業を終了します。

 

つまり3時までにお金が振り込まれていないといけないわけです。振込の事務手続きに多少時間もかかるでしょうから、午後2時半から50分くらいまでに振り込める状況を作らないといけません。

 

プラス事業者ローンの振り込みをする前に、審査を受けて通過し契約を交わす必要もあります。これらの事務手続きも考えると、午前中に申し込み手続きが終わっていないと、その日のうちに融資を実行するのは難しいでしょう。

 

もし即日融資を希望する事業者がいれば、朝仕事を始める前に申し込み手続きを優先的に行った方が良いかもしれません。

 

金利の高さには注意しよう

即日融資をうたっているところはある程度時間をかけて審査をするところと比較して、詳しいところまで会社のことをチェックしないで融資を実行することも多いです。

 

そうなると債権回収ができなくなるリスクも、即日融資ではない事業者ローンを展開している会社と比較して高くなります。

 

そこで会社が損失をできるだけこうむらないように、他の事業者ローンと比較して金利を高めに設定しています。
特にある程度まとまった資金を融通してほしいと思っているのであれば、金利の高さについてもチェックすることが大事です。

 

返済のシミュレーションをして、今後借金を返すのにどの程度の負担がかかるのかも考えて申し込みをするかどうかを判断しましょう。

 

一部金融業者の中には、「審査なしで即日融資可能」とか「ブラックでも即日融資します」のような宣伝文句を出しているところもあるようです。

 

しかしこのような審査をしないとか、ブラックリストに載っているような人にすぐお金を貸すと言っているところは、いわゆるヤミ金である可能性が高いです。

 

目先のお金に困っていると、どうしてもこのような甘い誘い文句に乗っかってしまう人もいるようですが、常識的に考えてありえない融資を行っていると言っているところにはむやみに近づかないようにするのが無難です。

 

事業者ローンの場合、このように即日融資に対応しているところもあるにはあります。しかし即日融資をお願いするにあたって、いろいろな条件・ハードルをクリアしていかないといけない点についてはあらかじめ理解しておきましょう。

 

即日融資に頼るような切羽詰まった状況にならないようにするためには、常に資金繰りのことをシミュレーションしておくことが大事です。

 

今後いつ出費を強いられる可能性があるか、急な出費を求められても良いようにある程度の資金を会社の中でプールしておくなどの対策を講じていれば、その日のうちに現金が必要といった追い込まれた状況に陥りにくいです。
また追い込まれると冷静な判断がしにくくなりますから、ヤミ金の甘い誘い文句につい足をすくわれることもありますから注意しないといけません。

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