銀行の事業者ローン

事業者ローンを提供している所として、銀行は数多くみられます。銀行の事業者ローンにはメリットとデメリット、両面があります。

 

そこでここでは銀行の事業者ローンのメリットとデメリットをそれぞれいくつかピックアップしてみましょう。

 

手軽に借り入れのできる銀行事業者ローン

事業者ローンを提供している中に銀行があります。銀行の事業者ローンのメリットとして、手軽に借り入れできる点が挙げられます。銀行では事業者向けの一般融資を行っています。

 

この一般融資の場合、融資を受けるまでにどうしても時間がかかってしまいます。また融資を受ける条件として、保証人や担保を提示しなければなりません。

 

しかし銀行の事業者ローンの場合、担保も保証人もなしで融資を受けることができます。担保や保証人が必要なくなる分、審査にかかる時間も短縮化できます。

 

銀行による一般融資の場合、かかる時には申し込んでから1か月程度、どんなに短くても1週間程度は審査に時間がかかるでしょう。

 

しかし銀行の事業者ローンの場合、平均3日程度で審査結果が出て融資可能であれば融資も実行されます。銀行の事業者ローンの中には、即日審査・即日融資に対応している所もあります。

 

場合によっては申し込んでから、最短1時間で融資を実行してくれるような商品も見られるほどです。事業を営んでいる人の中には、資金繰りに困っていてとにかく今すぐにでもお金が必要というケースもあるでしょう。

 

通常の銀行融資では間に合わないといったときに急場しのぎのつなぎ融資として、銀行の事業者ローンを利用する人も多いです。

 

低金利で返済時の負担が軽減できる

銀行の事業者ローンを利用するにあたって、金利がどの程度かは気になる所でしょう。事業者ローンの場合カードローンなどと比較すると、まとまった金額の借り入れを希望するケースも多いでしょう。

 

ちょっとした金利の違いでも利息の支払額が大きく変わる可能性があるからです。銀行の事業者ローンの金利を見てみると、消費者金融系の事業者ローンと比較すると低金利に設定されているものが多いです。

 

銀行によって違いが見られますが、5.0%前後から15.0%くらいの間で金利設定されているものが多いです。消費者金融の事業者ローンの場合、上限金利が18.0%程度になっている商品が多いです。

 

そう考えると消費者金融よりは銀行の事業者ローンで借り入れをした方が有利になると言えます。中には上限金利が10.0%程度といった低金利の銀行事業者ローンの商品も見受けられます。

 

総量規制の対象外で自由度が高い

消費者金融系のような貸金業者の場合、貸金業法のルールの下で融資を行わないといけません。貸金業法の中には、総量規制と呼ばれるルールがあります。

 

総量規制とは、借入額はその人の年収の1/3まででなければならないというルールです。つまり事業者の年収が480万円であれば、160万円までの借り入れしか消費者金融の場合受けられないことになります。

 

しかし銀行は貸金業者ではないので、総量規制のルールを守る義務がそもそもないです。ですから自分の年収の1/3を超えるような融資を希望する場合でも、銀行の事業者ローンであれば借入できる可能性が出てきます。

 

銀行の一般融資の場合、融資をしたお金をどこでどのように使うか、結構細かく限定されることも多いです。設備投資のために使うとか、取引先への支払いに使用するといった感じです。

 

このように融資を受けた資金の用途が限定されてしまうと、使いやすさが失われてしまって窮屈な感じになるでしょう。

 

しかし同じ銀行でも事業者ローンであれば、事業に関連する用途で資金を使用する限りは別にどのように利用しても問題ないのがメリットと言えます。

 

例えば起業をして、最初のころは新規取引先を開拓して売り上げを伸ばす必要があります。起業して間もないころはまだ入ってくるお金もあまりないでしょうし、出ていくお金の方が多いケースも珍しくありません。

 

その結果資金ショートしそうになって、とにかく急場をしのぎたいといったときには銀行の事業者ローンを活用すると良いでしょう。

 

融資金額は少なめ

銀行の事業者ローンを見てみると、融資可能な金額は銀行融資と比較すると少なめなのはデメリットと言えます。

 

銀行の主要な事業者ローンの融資限度額を見てみると、多くても1000万円、少ない所だと500万円までといった銀行事業者ローンも見られます。消費者金融系の事業者ローンの場合、限度額は500万円までという所が多いです。

 

よって事業者ローンの中では、それなりに多めの融資に対応しているとは言えます。しかし銀行の一般融資を見てみると、何千万円とか事業者によっては何億もの融資を受けられる場合もあります。

 

この額と比較すると、銀行の事業者ローンのボリュームは少なめと言えるでしょう。ですから銀行の事業者ローンは、運転資金や設備投資のための資金を普通に借りるためのローンではないと思っておくと良いでしょう。

 

資金繰りが何らかの事情でうまくいかなくなって、とにかく今すぐお金が必要といった急場しのぎのためとか、銀行の一般融資に申し込んでいるけれども結果がなかなか出てこない、目先の支払い期日が迫っている時のつなぎ融資として利用することが多いです。

 

定型貸出という問題点

銀行の一般的な融資の場合、担当者と条件交渉をして融資をまとめていくのが一般的です。例えば「金利1%・返済期間5年でお願いします」と申し込みをして、審査の結果断られてしまったとします。

 

そこで条件を少し譲歩して、「金利1.2%・返済期間4年ではどうでしょうか」といった感じで条件の微調整をすることで、債権者側も債務者側も納得できる落としどころを探っていくといったことも可能になります。

 

このような融資可能な状態を微調整する方式を、非定型貸出と言います。銀行の事業者ローンの場合、定型貸出というスタイルをとるのが一般的です。

 

定型貸出とは、あらかじめ融資にあたっての条件が決められていて、その条件を満たせなかった場合には審査が即刻打ち切られる方式を指します。もちろん融資はNGとなります。

 

このように交渉の余地なしで借り入れできなくなる可能性もありますので、その部分は銀行の事業者ローンにおけるデメリットの一つと言えます。

 

ちなみに非定型貸出のスタイルをとっているほかのローンとして、住宅ローンや自動車ローンがあります。

 

銀行の事業者ローンは一般融資と比較すると、スピーディに融資実行されるのがメリットと言えます。

 

しかしその一方、事業者ローン全体で比較した場合、審査は遅めというデメリットもあります。急な出費を強いられることになって、とにかくその日のうちに融資実行してほしいと思ってもなかなかそのリクエストに応えてくれない可能性もあります。

 

銀行融資と比較すると幾分柔軟に対応してくれますが、「今日中に何とか!」というのは難しいかもしれません。ただしこの銀行の事業者ローンの弱点ですが、徐々に改善されつつあります。

 

特に消費者金融を傘下に収めている銀行はスピーディな融資に対応している所も結構あります。消費者金融の審査のノウハウを自行でも反映しているからです。

 

このため、一部銀行では事業者ローンでも即日融資を実施しています。ただし全般的な審査のスピーディさという所で比較すると、消費者金融の事業者ローンの方に一日の長があると言っていいでしょう。

 

消費者金融の事業者ローンの中には、申し込んでから30分から1時間の間に審査結果を通知してくれるようなところもたくさんあります。

 

今すぐ現金が必要な場合には、銀行ではなく消費者金融の事業者ローンに申し込んだ方が良いかもしれません。

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