JAバンク

JAはコマーシャルなどでもたびたび宣伝しているので、知っている人もいるでしょう。JAとはいわゆる農協で、農家の生活を守るための共同体として設立されました。

 

JAにはJAバンクという金融機関があって融資なども実施しています。

 

JAの事業者ローンとは

JAバンクではビジネスローンのサービスを提供しています。しかしこのビジネスローンですが農業法人向けのサービスとなります。農村地域の発展のための事業資金や運転資金を融資するための商品となります。

 

ですから農業を営んでいない一般企業は申し込みの対象外となります。農業を営んでいる人で事業資金が必要というのであれば、こちらJAの事業者ローンを利用してみると良いでしょう。

 

利用できる人は農業法人や大規模農業者などです。その他に原則として、直近3期分の決算書の提出が可能、直近の決算で債務超過に陥っていなければ融資の申し込みができます。

 

融資を受けるにあたって保証人を付ける必要はありません。しかし場合によっては融資にあたって何か担保を用意しなければならなくなる可能性はありますので、あらかじめ理解しておきましょう。

 

一般的には短期の借り入れであれば、担保をつける必要のないケースが多いです。融資できる金額ですが、設備資金の融資を希望するのであれば、その調達をするにあたって必要な金額となります。

 

運転資金の融資を希望するのであれば、年商の半分を上限とした借入れになると思いましょう。

 

JA農機ハウスローン

JAの事業者ローンですが、その用途によっていくつかの種類があります。自分の融資された資金の使い道を考えてベストの商品に申し込むことが大事です。

 

JA農機ハウスローンとは、農機具の購入にあたっての資金の融資を行うコースになります。農機具とは具体的にはコンバインやトラクター、草刈り機、除雪機、精米機といったものが該当します。

 

農機具の購入の他にも、点検や修理といったメンテナンスコストのねん出、パイプハウスを所有しているのであれば資材費を含めた建設費用、発電や蓄電施設を導入しようと思っているのであればその取得費用もJA農機ハウスローンで賄うことができます。

 

農業の実務に関連する用途の資金であれば、JA農機ハウスローンで融資をお願いすることもできます。

 

農業近代化資金

農業は昔からある産業ですが、いまだに進化を続けている業界でもあります。例えば少し前にはなかった品種が新登場することもありますし、農機具もどんどん新しい機種が登場することで農作業の効率化も進められています。

 

農作業を効率化して、より大きな利益を得るために新技術や新設備を導入できるものならしたいと思っている農家も多いでしょう。

 

しかし新設備や機種を導入するとなると、どうしても設備投資にそれなりにまとまったお金が必要になります。そのような資金をねん出できないと悩んでいる農家のための事業者ローンとして、農業近代化資金があります。

 

文字通り農業を近代化するための資金を拠出することで、効率よく収益をあげてもらうことが目的の融資となります。

 

農業近代化資金は具体的にどのような用途で使われる資金をねん出するかですが、施設を改良するとか土地の改良、畜産業を営んでいるのであれば家畜の購入、果樹園を経営しているのであれば果樹の育成に関する資金の融資などが該当します。

 

アグリマイティー資金

アグリマイティー資金はJAバンクが独自で展開しているローンサービスになります。このアグリマイティー資金ですが、4つの部門によって構成されています。

 

まずはアグリエース資金と言って、農業生産にかかわる資金の融資を行っています。2つ目のアグリマイティー資金は、アグリネット資金と呼ばれるものです。

 

アグリネット資金ですが、農産物を加工して販売するにあたって捻出する必要のある資金の融資サービスとなります。3つ目の部門は、アグリエリア資金です。

 

アグリエリア資金とは地域の経済活性化を目的とした資金の融資を行うローンとなります。最後のアグリマイティー資金として、アグリパワー資金があります。

 

アグリパワー資金ですが、農業だけでなく各方面で注目を集めている再生可能エネルギーの利用取り組みにかかわる資金の融資をするサービスになります。

 

このようにアグリマイティー資金は、農業経営をするにあたっての幅広い用途の資金融資に対応する商品となっています。

 

JA事業者ローンの借り入れ方法

JA事業者ローンを利用する場合、1年以内の短期資金と1年を超える長期資金とに分けられます。まず金利は借入するにあたって気にする人も多いでしょう。短期資金の場合、手形貸付という方式をとります。

 

短期資金の場合、固定金利が適用されます。融資されたときに一括で利息を支払う形となります。長期資金の場合には、5年固定金利が適用されます。

 

融資を受けてから最初の5年間は借入した時点で決めた利率で利息の支払いを行います。5年経過したところで、JAバンクが利率を再度設定します。そして向こう5年間はその利率で利息を支払う形になります。

 

また5年経過すれば利率の見直しを行う…というサイクルを完済するまで続けます。金利についてですが、店頭で表示しているはずです。

 

もし利率が気になるようであれば、JAの窓口で問い合わせしてみると良いでしょう。

 

JAバンクの事業者ローンを利用した場合に、返済方法についても気になるはずです。

 

返済方法についても、短期資金と長期資金とでは返済のスタイルが異なりますので注意しましょう。短期資金の場合返済方法は、期日一括返済一本です。指摘された期日までに借りた資金を一括で返済します。

 

長期資金の返済方法ですが、年賦か半年賦、月賦返済のいずれかから選択します。ちなみに返済方法は元利均等返済と元金均等返済のいずれかからチョイスできます。

 

元利均等返済とは、毎回の返済額を返済回数で頭割りにする方法です。1回あたりの返済額に元金返済と利息の支払いの両方が含まれます。

 

元金均等返済とは、返済回数で融資額を頭割りにして、元金を均等にする返済方法となります。この場合、毎回の元金返済にその時々の利息が上乗せされる形になります。

 

ですから毎回の返済額は変わってきます。

 

元利均等返済の場合、毎回の返済額が同額なので資金のやりくりはしやすいでしょう。しかし最初のうちは利息の支払いの割合が大きくなるので、なかなか元金が減りません。

 

一方元金均等返済の場合、一定のペースで元金が減っていきます。このため、元利均等返済と比較すると元金均等返済の方が返済期間を短くできます。ですから利息の支払額も少なくなって、結局の返済総額を少なくすることが可能です。

 

ただし毎回の返済額に利息が上乗せされるので、特に最初の段階では利息の額も大きく、返済額が増えます。しっかり返済できるのか、事前にシミュレーションをしておいた方が良いでしょう。

 

発展途上国を中心として、人口の増加速度は速いです。しかしこの人口増加のペースに対して、食糧生産量の増加のスピードが追い付いていない側面があります。

 

日本では少子高齢化の影響で人口は今後減少に転じると言われていますが、世界の人口は72億人を突破して、さらに増えるだろうとみられています。

 

これだけ多くの人の胃袋を満足させるためには、農業技術の進歩が必要不可欠です。農業技術を進歩させるためには開発費や設備投資費が必要です。この下支えをしているのが、JAバンクの事業者ローンであると言えます。